毎日司法修習ブログ

司法修習生が修習中のできごとについて守秘義務の範囲で語っていきます。毎日ではないと思います。

司法修習生とコロナ

 ご無沙汰してます。

 4月を迎え,第2クールも折り返し地点となりました(記事公開時点ではもう4分の3ですね)。しかし残念ながら,大規模庁ではコロナによる外出自粛として,在宅修習を余儀なくされている修習生もいるようです。私の修習地は小規模(修習生20人以下)ですが,でも大都市圏から通勤している修習生は自宅待機となってしまいました。一生に一度の司法修習第2クールを強制終了されてしまうのはすごく同情してしまいます。

 ところで,小規模庁であれば修習に影響がないかと言うとそんなことは全くありません。私は民裁修習中で,実際の民事事件記録を読んで検討した上で公判や弁論準備手続きを見学し,裁判官と意見交換をするというのがその主な内容となります。あとは懇親会や会食,施設見学といったイベントもあります。

 しかし外出自粛の結果,公判や弁論準備手続きがなくなりイベントも全てなくなりました。尋問もここまで1回しか見られていません。概ね事件記録を読んでいるだけなので,これ実務修習の意味あるのかなと思えてしまいます。実際の事件記録読むのも面白いですけどせっかく実務修習なんだから体験型のイベントが欲しいんですよね(というか実際の事件記録なんて事務所バイト時代にもう読み漁ってるし作ってるし)。正直,検察修習は毎日忙しくてあっという間でしたが,裁判所修習は振り返ってもそんなに思い返すことがなく悪い意味であっという間でした。

 外出自粛のため,休日も家で一人で本読んだりゲームしたり料理したりしかすることがありません。つまらない。とりあえず民裁修習のイベントだけ他クールに回してもらうことはできませんかね。

 それでも裁判所行って実務修習ができる分在宅修習よりはだいぶ良い状況にあります。いつうちの庁にもコロナの魔の手がおよぶともわかりませんので,今の目の前の修習を充実させるように足掻きたいと思っています。

 

(よもや,司法試験延期で修習終了も延期などと言うことにはならないでしょうか……。就職遅れるのは困ります。)